全身脱毛の重要度!
Sさん(仮名・30歳)は、顔面の脂腺母斑がだんだん大きくなってきたことを気にして来院し、C02レーザーで治療しました。その際、背中にも気になるものがあるのでとりたいということで、治療することになりました。
背中にできていたのは、鳩卵大の黒くて多少隆起している色素性母斑でした。そこで、C02レーザーでまず半分をとりました。
経過を見ながら約1か月おき、残りの半分をとりました。その後1年たってわずかな色素の再発が見られたので、ふたたび治療しました。
その後は再発もなく、きれいです。会社員のSyさん(仮名・40歳)は、4年ほど前から、頭のてっぺん(頭頂部)に1.5センチメートルの隆起するできものに気づきました。
気にはしていたのですが、痛くもかゆくもないので放っておきました。理髪店でも、「早く診てもらったほうがいい」と言われ、最近になってだんだん大きくなってきているようなので、医師に相談しようと来院しました。
病理組織検査を行ったところ、悪性のものではなく、脂漏性角化症とわかりました。そこで、シルクタッチ・C02レーザーで除去。
再発はありません。38歳の主婦、Hnさん(仮名)は、3〜4年前に、両まぶたの下に5〜個の粟粒大の硬いできものができていることに気づきましたが、最近目立ってきたので来院しました。
典型的な汗管腫です。治療はシルクタッチ・C02レーザーで行いました。
治療後1週間目は、まだ少し赤みが残っていましたが、できものはすべてきれいにとれました。しばらくして赤みも消失し、Hnさんは周囲の人から若返ったといわれて喜んでいます。
Mmさん(仮名・17歳)は、顔に黒いホクロが5つもあり、とても気にして来院しました。すぐにでも全部とりたいとのことだったので、さっそくアレキサンドライトレーザーで治療しました。
治療後しばらくはカサブタができていましたが、がまんして自然にはがれ落ちるのを待ちました。今では5つともきれいに治り、Mmさんは、気分的にも晴れ晴れとした様子です。
レーザー美容といっても、小さなホクロやシミをとる場合もあるし、顔全体をスキンリサーフェスイングをする場合もあり、いろいろなやり方があるわけです。どんな美容法を行ったかによって、その後のケアは微妙に違いますから、お化粧をしてもいいか、しないほうがいいかということも、そのつど判断する必要があるのです。
たとえば、ホクロや老人性色素斑というのは、治療する範囲が1ミリメートル、2ミリメートルと狭いですから、シャワーを浴びたり入浴したりしても大丈夫です。でも、スキンリサーフェスイングのように広い範囲にレーザー光線を当てて、皮膚の表面を薄く削ってしまうような場合には、治療した当日から2〜3日くらいは、洗ったりシャワーを浴びたりすることはさけて、きちんと抗生物質の入った軟膏やローションなどをつけて保護したほうがいいのです。
そして、皮膚の表面にカサブタができてくるのを待ちます。できたらもう洗ってもいいでしょう。
お化粧も同じで、ホクロやシミなど小さなものをとった場合は当日からいつもどおりにしてかまいませんが、スキンリサーフェスイングの場合は、2〜3日はお化粧しないでがまんしなければなりません。このように、レーザー美容のあとのケアは、場合によっては慎重にしなければならないこともあるので、医師の説明をよく聞いていただきたいと思います。
治療の範囲にかかわらず、レーザー美容を受けた後、その部分をこするのは厳禁です。これは治療範囲が狭い場合も同じです。
洗うときに指先でこすったり、ファンデーションを塗るときなどに、スポンジでこすってしまうことがないように、気をつけてください。こするとカザブタを無理にはがしてしまうことになり、皮膚の回復が悪くなったり、あとが残ったりしてしまうことがあります。
カサブタが'自然にはがれるのを待てば、新しい皮膚ができてたいへんきれいになります。いずれにしても、レーザー美容後のケアやお化粧は、無菌的な処置が必要になる手術後などに比べたらずっと簡単です。
手にできたシミもとることができます。顔や手以外でも、体のいろいろな部分のシミをとることができますから、シミを気にしているなら、気軽に相談に来てほしいと思います。
赤ちゃんのときからあるアザは、医学的には早めにレーザーでとってしまうほうがよいといえます。ご両親にとっては、赤ちゃんにレーザー光線による治療を受けさせるのは、何か怖いような気がすると思います。
そのためについつい治療が遅れてしまうという場合もあるでしょう。でも、レーザー美容は生まれて間もない赤ちゃんでも安全に行うことができます。
赤ちゃんは、これからどんどん成長していきます。それにつれてアザもどんどん大きくなっていきます。
赤ちゃんのうちにアザをとることは、アザが小さいうちにとるという意味でも有効だと思います。さらに、成長するにつれて子どもはいろいろなことがわかるようになるので、ある程度成長すると、本人が治療を怖がって泣き叫んだりあばれたりする可能性が出てきます。
赤ちゃんのうちなら本人がわからないまま治療ができるし、治療したことも忘れてしまうでしょう。やはり、赤ちゃんのうちに大人が押さえてあげて治療を受けさせ、アザをきれいにとってしまうのがベストだと思います。
赤ちゃんの場合も、小さなアザなら1回でとれるし、範囲が広ければ何回かにわけで治療することになります。 範囲の広いアザをすべて1回にとってしまうのは難しいでしょう。
でも、5〜6回にわけで治療すればほとんどの場合きれいになります。広い範囲のアザをとる場合には、アザをいくつかにわけてレーザー光線を当てていきます。
1回目にレーザー光線を当てた部分には2回目には当てないようにして治療するわけです。アザの範囲が広いと、このように治療する部分を変えていくことができるので、治療と治療の間は1か月程度と短くて済み、全部とり終わるまでの期間はさほど長期間にはなりません。
ただ、1回の照射で色素が残った場合には、同じ部分に再びレーザー光線を当てて治療しますが、この場合には少なくとも3か月間は聞をあける必要があります。結論から言いますが、レーザー美容によって色白になるというのは、今のところ無理ですね。
レーザー光線は、その種類によっていろいろな色に吸収されるのですが、普通の皮膚には吸収されないのです。ホクロやシミがとれるのは、あくまでもホクロやシミに正常な皮膚にない色素があって、その色素にレーザー光線が吸収されるからです。
逆に、正常な皮膚には吸収されないから、皮膚が傷つけられたりすることなく異常な部分だけをとることができるのです。色白になりたいという場合には、やはりハイドロキノンといって皮膚を漂白する作用のある物質の入ったクリームを使うしかないでしょう。
ご心配はいりません。一度とってしまったシミが、再び出てくるということはありません。
中には、何年もかけて形成されたシミで、1回のレーザー光線照射ではとれずに痕跡が残るということもありますが、これは、3か月程度時間を置いてもう1回治療すればとれます。そして、閉じシミが再びできるということはありません。
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